こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。
このブログは、自動車教習の困りごとについて解説しています。
学科試験になかなか受かりません。
上記のような学科試験が苦手な人向けに、現役教習指導員が教習項目ごとにひっかけ問題対策の要点をまとめた記事です。
今回は「教習項目9 安全の確認と合図、警音器の使用」編です。
この記事は、手軽に、教習の空きコマや休憩時間、ちょっとした待ち時間で手軽に読んでいただけるように、ひっかけ問題対策に特化しています。
- この記事のポイント
-
- すきま時間で気楽に読める分量に抑えてあります
- ひっかけ問題にだけ特化した要点と練習問題を掲載しています
おおよそ5分程度で気軽にひっかけ問題対策ができますから、コーヒーでも飲みながらどうぞ気楽にお付き合いください。
本記事は、ぜひすきま時間を活用して読んでみてください。
要点を見ていこう!
①安全確認の方法
まずは、安全確認の方法についてです。
技能教習で習ったいる人も多いと思いますが、安全確認の手順については、
- 運転行動を変えるときは、あらかじめバックミラーなどで安全を確かめ、方向指示器などにより合図をし、もう一度安全を確かめてから行うようにする
ということを覚えておいてください。
②合図を行う場合の時期と方法
ここでは、合図の時期に関して間違いのないように覚えてくださいね。
- 安全確認の時期
-
- 右左折、転回:30m手前
- 進路変更:3秒前
- 徐行か停止をするとき:徐行か停止をしようとするとき
- 後退するとき:後退しようとするとき
③警音器を使用する場合
警音器、いわゆるクラクションを鳴らさなければならない場合として、
- 警笛鳴らせの標識があるとき
- 警笛区間の標識があるとき
の2つがあります。
特に、警笛区間の標識があるときについては、区間内で以下の3つの場所を通るときに警音器を鳴らさなければなりません。
- 警笛間の標識がある区間内で
-
- 左右の見通しのきかない交差点
- 見通しのきかない道路のまがりかど
- 見通しのきかない上り坂の頂上
つまり、警笛区間内でも、見通しのきく場合は警音器を鳴らしてはいけません。
④警音器の使用制限
警音器は、みだりに鳴らしてはいけません。それに加え、以下の場合は乱用にあたりますから注意が必要です。
- 警音器の乱用になる例
-
- 前の車の発進を促すため
- 無理な追い越しをするため
- あいさつのため
え!?前車の発進を促すのもあいさつのための使用もよく見かけますけど。
でも、厳密に言うと「乱用」にあたるのですね。
ではひっかけ問題を解いてみよう!
では、早速ひっかけ問題をやってみましょう!
練習問題を5問やってみてください。
問題文をタップすると回答と解説が出てきますよ。
- 問題進路変更など運転行動を変えたりするとき、合図する前の安全確認は必要ない。
- 解説
【✕】
安全を確認してから合図という流れで安全確認しなければなりません。
- 問題徐行か停止をしようとするときの合図の時期は、その3秒前である。
- 解説
【✕】
ブレーキをかける3秒前に制動灯は点灯しませんから、徐行か停止をしようとするときが正しい合図の時期になります。
- 問題右左折しようとするときは、その行為をしようとする3秒前に合図をする。
- 解説
【✕】
30m手前が正解です。
- 問題「警笛鳴らせ」の標識はなかったが、見通しの悪い交差点で、他車に自分の存在を知らせるために警音器を使用した。
- 解説
【✕】
このような警音器の使用はしてはなりません。
- 問題「警笛区間」の標識がある区間内で、道路のまがりかどに近づいたので警音器を使用した。
- 解説
【✕】
ただの「まがりかど」ではなく、「見通しのきかないまがりかど」が正解です。
何問正解できましたか?
ガッツリ勉強したい人へ
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ひっかけ問題、実践問題集、一問一答集とイラスト豊富な解説が、コンパクトなページ数で上手く網羅されていておすすめです。
とにかくページ数とわかりやすさのバランスがとても良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「教習項目9 安全の確認と合図、警音器の使用」について、その要点とひっかけ問題を紹介しました。
今回の記事は、あくまでひっかけ問題対策ですから、この記事だけで勉強OKというわけにはいきません。
しかし、この記事を通して、特に学科試験にまだ不慣れの人は、
- 学科試験特有の難しい言い回しに慣れること
- 学校の勉強とはまったく別次元のものであること
といったことに気づいてもらって、少しでも学科試験脳を高めていただけると嬉しいです。
質問などありましたら、こちらからお気軽にどうぞ。
また、以下の教習項目については、拙ブログでも要点とひっかけ問題対策の記事がありますのでぜひぜひ参考にしてください。
- ひっかけ問題対策の記事一覧
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
学科試験のおすすめ勉強法と、指導員おすすめのテキストや問題集を紹介しています。
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