学科試験

効果測定で間違った問題はしっかり見直そう!

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こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。

このブログは、自動車教習の困りごとについて解説しています。

効果測定に全然受かりません。

本記事は、自動車教習所の効果測定になかなか合格できない人に向けて、合格の秘訣をアドバイスしています。

運転免許を取得する際、技能だけ上手でも駄目で、

といった、学科試験にも合格しなければなりません。

今回は、その学科試験のうち効果測定にフォーカスして、合格の秘訣や、なかなか合格できない人の特徴などについて解説します。

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効果測定とは何か?

そもそも効果測定とは何なのでしょうか?

効果測定とは、第一段階、第二段階のみきわめ教習までに合格しておかないと、みきわめ教習が出来ないという大切な学科試験です。

仮免学科試験運転免許センターでの本免学科試験の本番の試験とは違い、効果測定はまさに力試しの学科試験となります。

形式や合格基準は、本番の試験と同様に設定されています。

仮免と本免
  • 仮免:第一段階の仮免許を取得するための試験【30分・50問】
  • 本免:運転免許センターで受ける試験【50分・95問】

そして、効果測定の特徴はその難易度にあります。

実は、私の勤務する自動車教習所は、本番の学科試験よりは難易度をかなり上げているのです。

私の勤務する教習所同様に、本番の試験よりも効果測定の方の難易度を敢えて上げている教習所は、意外と多いです。

え?なんで本番の試験よりも難しいの?

ひろくん
ひろくん

それは、あまりに簡単だと効果測定に合格して満足してしまうからです。

後述するのですが、本番の学科試験で不合格になる人の多くは、効果測定に合格した時点で満足してしまっています。

しかし、効果測定に合格したとしても、それはあくまで力試しであって本番の試験ではないということを理解しておかなければなりません

ですから、効果測定に合格したからといって、学科の勉強をやめてはならないのです。

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効果測定に合格しない人の特徴3つ

もちろん、効果測定になかなか合格しない人は、勉強不足という理由もあるのですが、それにプラスして、

  • 問題を解くのが早すぎる
  • 点数だけを気にする
  • 見直しが雑である

という特徴があります。

以下深掘りしていきます。

①問題を解くのが早すぎる

例えば、仮免学科試験なら制限時間30分もあります。

にも関わらず、

できました!採点お願いします!

ひろくん
ひろくん

え?もうできたの?

と10分くらいで持ってくるのです。

案の定採点をしてみると、点数は芳しくないことがほとんどです。

②点数だけを気にする

そして採点後、

ひろくん
ひろくん

37点だったよ。残念だったね。

と言うと、

あちゃー、前回の効果測定よりも点数が下がった~。

と悔しがるのです。

前より点数が上がったとか下がったとか、そんな目先のことにとらわれてはいけません。

なぜなら、問題が違うのですから前回の効果測定と今回の効果測定の点数など比較したところでまったく意味がないからです。

ではなく、37点であれば、間違った13問のほうが大事なのは言うまでもありません。

③見直しが雑である

そして、採点後間違った問題を見直すよう促しても、

先生見直し終わりました。

とものの5分もしないうちに申し出てきます。

おそるおそる、

ひろくん
ひろくん

「左右の見とおしのきかない交差点は、必ず徐行しなければならない。」はなぜ答えが✕になるか理解できましたか?

と聞くと、

わ、わかりません。

と、不毛なやり取りが続くのが、効果測定でつまづく人には多いです。

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効果的な見直しをしよう!

では、指導員直伝おすすめの見直し方法を紹介します。

直伝というほど大げさなものではありませんが、効果測定はやはりしっかりとした見直しをすることで更に学習効果が上がります。

①教本にチェック

まずは、間違った問題はしっかり教本にチェックを入れておきましょう。

例えば、下の写真のように、間違った問題に㋢マークを入れるなど、

あとから、間違った問題を見直せるようにしておくと良いでしょう。

もし、あなたの通っている教習所が見直しをさせてくれない教習所であれば、どうすれば良いのでしょうか?

この場合、効果測定の時間を目一杯活用して、どんな問題が出ていたかを、できるだけ覚えるようにしましょう。

そして、効果測定終了後、すぐに教本を取り出してチェックを入れるのです。

②迷った問題もしっかりチェック

また、そのときに大切なことは、迷った問題の取扱いです。

学科試験の問題は、○か✕かの二択ですから、当てずっぽに解答しても50パーセントの確率でたまたま正解してしまいます。

ですから間違えた問題だけではなく、

  • 自信のないまま解答した問題
  • 当てずっぽに回答したけどたまたま正解した問題

も、決してそのままにせず、間違えた問題と一緒に見直すようにすれば、さらに効果測定の勉強効率もアップしますね。

ガッツリ勉強したい人へ

もっとガッツリ勉強したいあなたには、以下の2冊をおすすめします。

どちらか一冊をしっかりやり込んでおけば、鬼に金棒の良書です。

①完全合格!普通免許2000問実戦問題集

成美堂出版の王道問題集。私も教習所の入社試験のときに利用しました。

暗記ブック付きで、ズシリと来る重量感は勉強しよういう気にさせてくれます。この問題数とボリュームで約1,000円とコスパ最強の一冊!

完全合格!普通免許2000問実戦問題集

②一発で合格!普通免許 合格問題集 改訂新版

こちらは新星堂出版のもので、昔からある老舗問題集です。

本書は、2023年2月現在の道路交通法施行規則に完全対応した最新版です。

ひっかけ問題、実践問題集、一問一答集とイラスト豊富な解説が、コンパクトなページ数で上手く網羅されていておすすめです。

とにかくページ数とわかりやすさのバランスがとても良いですね。

一発で合格!普通免許 合格問題集 改訂新版

他にも、以下の記事でおすすめの問題集を紹介しています。

まとめ

本記事は、効果測定の活用法や合格の秘訣についてまとめました。

運転などの実技はとても楽しいので、キャンセル待ちをするなど教習生の方々は意欲的に教習に臨んでくださいます。

しかしながら、机に向かっての勉強が好きという人は少数派でしょうから、学科の勉強に関しては消極的になりがちです。

ただ、学科をしっかり勉強していない人は、肝心の実技でもミスが増える傾向にあります。

なぜなら、我々指導員が求める正しい運転というのは、

  • 学科教習で習う道路交通法などの法律に従った運転(法規走行)

だからです。

ですから、技能検定の合格率をアップさせる上でも、学科教習で習う法律の知識は不可欠なわけですね。

学科教習は決して楽しいものではありませんが、安全運転を実践する上で必要な知識をしっかりと効果測定で身につけてくださいね。

そして、学科、実技両方とも一発合格を目指して頑張ってください。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

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