こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。
このブログは、自動車教習所の困りごとについて解説しています。
学科のひっかけ問題にことごとく引っかかってしまう自分が情けないです。
何か、良い勉強法はないでしょうか?
上記のような学科試験が苦手な人向けに、現役教習指導員が教習項目ごとにひっかけ問題対策の要点をまとめた記事です。
今回は「教習項目2 信号に従うこと」編です。
この記事は、手軽に、教習の空きコマや休憩時間、ちょっとした待ち時間で手軽に読んでいただけるように、ひっかけ問題対策に特化しています。
- この記事のポイント
-
- すきま時間で気楽に読める分量に抑えてあります
- ひっかけ問題にだけ特化した要点と練習問題を掲載しています
おおよそ5分程度で気軽にひっかけ問題対策ができますから、コーヒーでも片手にどうぞお付き合いください。
以下の記事でも、仮免学科試験のひっかけ問題を厳選して収録しています。合わせてご覧ください。
本記事は、ぜひすきま時間を活用して読んでみてください。
要点を見ていこう!
①信号の正しい意味
まずは、信号の正しい意味を覚えましょう。
- 青色の灯火…進んでもよい
- 黄色の灯火…止まれ(例外あり)
- 赤色の灯火…止まれ(例外なし)
ポイントは2つ。
- ポイント
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- 青信号は「進んでもよい」なので、二段階右折のときなど青信号でも進めない場合があるということ
- 黄信号は「注意」ではない
特に、青信号でも、二段階右折をしなければならない乗り物(原付と軽車両)は進むことができないことを覚えておこう!
②黄色と赤の点滅信号
次は、黄色と赤色の点滅信号についてです。
- 黄色の灯火の点滅…他の交通に注意して進む
- 赤色の灯火の点滅…一時停止
気をつけなければならないのは、黄色の灯火の点滅は「注意」であって、一時停止や徐行とは違うという点です。
「注意」という単語はあくまで「注意」であって、それ以上でもそれ以下でもないのです。
それから、もう少し深掘りして以下の点もしっかり覚えておきましょう。
- ポイント
-
- 黄色の点滅信号は、歩行者も車も路面電車もすべて注意しなければならない
- それに対し、赤点滅は、車と路面電車が「一時停止」で、歩行者は「注意」であること
③読み間違えないように
- よく似た表現
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- 黄色の灯火…黄信号
- 黄色の灯火の矢印…黄色の矢印信号
- 黄色の灯火の点滅…黄色の点滅信号
問題文を雑に読んでしまう人は、上記のような似たような表現を読み間違えてしまうことがあるので注意しましょう。
学科試験の制限時間は相当余裕があり、多くの人は時間が余ると思いますので、ゆっくり丁寧に問題文を読む習慣をつけましょう。
④停止位置
- ポイント
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- 『〇〇の直前』という表現に注意すること!
たとえば「交差点で停止線がある場合の停止位置は?」と聞かれたら「停止線の直前」となります。
しかし、交差点ではなく、停止線もない場所に信号機があれば「信号機の直前」が正解になる、といった具合に「〇〇の直前」の〇〇に入る言葉が状況により変化します。
問題文から、
- 交差点か交差点以外か
- 停止線があるかないか
といった情報を正しく読み取るようにしましょう。
⑤左折可の標示板
この左折可の標示板は、信号が赤でも左折することができるという意味です。
そこでポイント!
- ポイント
-
- 左折可といえどもまわりの交通に注意しながら左折すること
これら要点を踏まえ、ひっかけ問題をやってみましょう!
ではひっかけ問題を解いてみよう!
では、練習問題を5問やってみましょう。
問題文をタップすると回答と解説が出てきますよ。
- 問題青色の灯火の信号は、すべての車が、直進し、左折し、右折することができる。
- 解説
【✕】
二段階右折をしなければならない原付や軽車両は、信号が青でも右折できません。
また問題文中の「すべての車」には自動車だけでなく、前述の原付や軽車両が含まれることにも注意しましょう。
- 問題黄色の灯火の点滅は、他の交通に注意して徐行しなければならない。
- 解説
【✕】
黄色の点滅信号は、「注意」であって「徐行しなければならない」わけではありません。
- 問題赤色の灯火の点滅は、歩行者も車も路面電車もすべて一時停止しなければならない。
- 解説
【✕】
これは少し難しい問題です。
赤点滅は、車と路面電車に対しては「一時停止」になりますが、歩行者には「注意」という意味です。
- 問題交差点で、停止線がない場合は、信号機の直前で停止する。
- 解説
【✕】
信号機の直前まで行ってしまうと、交差点の中で停止してしまっていることになります。
正しくは、「交差点の直前」が正解です。
- 問題左折可の標示板があるときは、他の交通よりも先に左折することができる。
- 解説
【✕】
「左折可」といえども、歩行者などまわりの交通には注意しなければなりません。
何問正解できましたか?
ガッツリ勉強したい人へ
もっとガッツリ勉強したいあなたには、以下の2冊をおすすめします。
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暗記ブック付きで、ズシリと来る重量感は勉強しよういう気にさせてくれます。この問題数とボリュームで約1,000円とコスパ最強の一冊!
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ひっかけ問題、実践問題集、一問一答集とイラスト豊富な解説が、コンパクトなページ数で上手く網羅されていておすすめです。
とにかくページ数とわかりやすさのバランスがとても良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「教習項目2 信号に従うこと」について、その要点とひっかけ問題を紹介しました。
今回の記事は、あくまでひっかけ問題対策ですから、この記事だけで勉強OKというわけにはいきません。
しかし、この記事を通して、特に学科試験にまだ不慣れの人は、
- 学科試験特有の難しい言い回しに慣れること
- 学校の勉強とはまったく別次元であること
といったことに気づいてもらって、少しでも学科試験脳を養っていただけると嬉しいです。
質問などありましたら、こちらからお気軽にどうぞ。
また、以下の教習項目については、拙ブログでも要点とひっかけ問題対策の記事がありますのでぜひぜひ参考にしてください。
- ひっかけ問題対策の記事一覧
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
学科試験のおすすめ勉強法と、指導員おすすめのテキストや問題集を紹介しています。
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