自動車教習所

雑談力を高めるためのおすすめ本【教習所の先生になりたい!】

自動車教習所
スポンサーリンク

[PR] 当サイトはアフィリエイト広告による収益を得ています。

こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。

このブログは、自動車教習所の困りごとについて解説しています。

教習所の先生という仕事に興味があります。

やっぱりコミュニケーション能力って大事ですか?

本記事では、教習指導員になりたい人にぜひ読んでほしい「雑談力を高める本」を紹介します。

教習指導員、いわゆる教習所の先生にとって、コミュニケーション能力はとても大事な能力です。

普段の教習だけではなく、高齢者講習や企業講習など、我々教習指導員は仕事を通じて、老若男女、たくさんの方々と日々接しています。

そのため最低条件として、人と接するのが好きでないと教習指導員という仕事には向かないでしょう。

しかし、人と接するのが好きであることと、コミュニケーション能力が高いこととは、またまったく別の話です。

自動車教習所でのトラブルやクレーム案件は、ほとんどが教習指導員と教習生間のコミュニケーションによるものです。

ですから、教習指導員として、教習生の方々に気を使わせることなく、指導員が教習生に合わせたり寄り添うようなコミュニケーション能力が必要です。

しかしながら、私自身も含め、教習生に気を使わせるような指導や応対になってしまっている指導員もまた少なくないでしょう。

本記事では、私自身の自戒の念も込めて、今一度コミュニケーションについて考えてみます。

おこがましいですが、これから教習指導員を目指す方や現役教習指導員の参考になると幸いです。

スポンサーリンク

「超一流の雑談力」とは?

今回雑談力を鍛えるために参考にした書籍は、実業家である安田正さんの著書「超一流の雑談力」です。

2020年度上半期にシリーズ累計80万部を売り上げたベストセラーで、

  • 人間関係や仕事の質を根本から変えてくれるメソッドであること
  • 雑談力を高めると仕事がしやすくなり成果も上がること
  • 雑談力を高めると人間関係で悩まされなくなること

という具合に、雑談力を上げることによって、雑談を意味のないムダ話から意味のあるものに変えてくれる名著です。

この本では、日常的に雑談力を鍛えるための具体的かつ実践的な方法が38項目紹介されています。

本記事では、その中から

  • 教習指導員として、
  • また、一社会人として感銘を受けた部分で
  • 実際自分自身が教習業務で実践していること

を5つ紹介します。

なお、Kindle Unlimitedの30日間無料体験を利用すると、無料で読めますので、この機会に是非読んでみてください。

\初回30日間無料体験/
スポンサーリンク

雑談力を高めるためには?

一言で雑談力を高めると言ってもそう簡単なことではありません。

しかし、著者の安田正さんはこうおっしゃっています。

雑談力を上げるには、スポーツ競技のように身体的な能力や特別な才能は必要ありません。誰でも同じようにトレーニングすることができる。

安田正. 超一流の雑談力 (Japanese Edition) (p.4). Kindle 版.

つまり、

  • 雑談力は日頃のトレーニングで高めることができる
  • また、雑談力を上げるのに才能は必要ない

ということなのです。

そこで、「超一流の雑談力」から、普段、教習生とのコミュニケーションのときに心がけていることや落し込んで実践していることについて深堀りしていきます。

①自己開示

まずは、「自己開示」です。平たく言うと自己紹介です。

自分を開くこと、すなわち自分を知ってもらうところから教習生とのコミュニケーションが始まります。

しかも、雑談を通じて相手(教習生)に良い印象を持ってもらわなければなりません。

著者はこう説きます。

人と人が出会い、話をする。そのときの相手に対する印象や評価はどれくらいの時間で決まるでしょうか? さまざまな研究の結果、その人に対するおおむねの評価は会話が始まってから1分。最長でも4分で決まることがわかっています。

安田正. 超一流の雑談力 (p.19). 文響社. Kindle 版.

ですから、私自身も、特に初めての技能教習のときには、教習生に、自分に対して良い印象を持ってもらえるよう雑談にはとても気を使っています。

ここで信頼関係を築くことができたり、少しでも良い印象を持ってもらえると、

  • これからの技能教習の雰囲気が良くなる
  • 教習生もリラックスできて教習効果が高まる

といった効果があるからです。

そのために、

  • 軽い失敗談を話す
  • ダラダラ話さず、手短に

といったことを心がけています。

  ほどほどの失敗談を、ほどほどの時間で話す。そして、相手に話してもらう時間をつくっていくようにします。

安田正. 超一流の雑談力 (p.23). 文響社. Kindle 版.

特に技能教習のときなどは、教習生にも余裕がないためにダラダラ話すことは避けて、手短に話すようにしています。

自分のキャラクターや見え方なども考慮したいところです。

たとえば、意外性やギャップを生む情報(「 見た目は軽そうなのに、実はまじめ」「 細いのに、よく食べる」「 まじめに見えるのにユーモアがある」など)が ある と相手も魅力を感じ てくれやすくなります。

安田正. 超一流の雑談力 (p.21). 文響社. Kindle 版.

初めての教習のときには、エンストや脱輪、ふらつきや急ブレーキといったミスをしがちです。

そのために、

  • 私も教習所に通っていたときはエンストをしまくったこと
  • 指導員試験のときに、指導員なのに脱輪して落っこちたこと

など、指導員は運転がうまいと思われがちなので、逆に自分の運転での失敗談を話して和ますようにしています。

②テッパン話を作る

そして、前述した私自身の失敗談は、今まで数え切れないくらいの教習生に話してきたので、いつしか自分の持ちネタ、いわゆるテッパン話となりました。

特に練習もなく、「出たとこ勝負」でうまく話せるようにはなりません。話す場所や相手を変えながら、「どうしたらうまく伝わるか」と考え、反応を見ながら練習して、改善をしていくことが必要です。

安田正. 超一流の雑談力 (Japanese Edition) (p.26). Kindle 版.
ひろくん
ひろくん

〇〇さん(教習生)はまだ免許持ってないんだからミスしても全然恥ずかしくないよ。

僕なんて、指導員なのに試験のときにドッカーンと脱輪して不合格になったんだから。

恥ずかしいったらありゃしない。

穴があったら入ってそのまま一生出てきたくないよ!

上記のように、指導員試験で不合格になった話は、教習生が技能教習でミスをしたときには必ず話すようにしています。

それが自然と練習になり、私のテッパン話は、教習生の反応を見ながらどんどんブラッシュアップしていきました。

そのおかげで、今では、ミスをしてもそれで萎縮してしまわないよう、教習生を和ますための私の持ちネタとなっています。

テッパン話をするときは?
  • 擬音語(ドッカーン、ガッシャーン)を使い、
  • リズム良く、
  • 一文を短く話す。

超一流の雑談力」を参考に、上記のようなことを心がけてテッパン話をするよう心がけています。

③少しだけテンションを上げる

私は、ふだんはあまり声も大きくなく、ボソボソ話すことが多いです。

ひろくん
ひろくん

家族によく「愛想が悪い」とか「何言ってるか全然聞き取れない」などと怒られます。

しかし、教習業務においては、教習生の方々にとって、わかりにくい、聞こえにくいでは話になりません。

特に教習中は、エンジン音や他の交通の音でただでさえ小さい声だと聞き取りにくいことは言うまでもありません。

ですから、教習においては、

  • 少し大きめの声で、
  • いつもよりも甲高いトーン

を心がけるようにしています。

「ドレミファソラシド」と音階を口ずさんでみてください。そのうち、ちょうどいい声の高さの目安は、「ファ」か「ソ」の音です。正しい音階ではなく、あくまでも「自分の中のドレミ」で結構です。

安田正. 超一流の雑談力 (Japanese Edition) (p.32). Kindle 版.

少し甲高い声の高さのほうが、相手に与える印象が社交的になるそうです。

④いろんなパターンのあいづちを使う

雑談力を高めるということは、何もがむしゃらに話し続けることではありません。

相手の話をきちんと聴くこともまた、教習生との信頼関係を深めるためにはとても大切なことだと、日々の教習業務を通じて感じています。

そのため、あなたの話にもしっかり耳を傾けているんだと教習生の方に思ってもらえるように、あいづちにも、たくさんのバリエーションを持たせるようにしています。

  • ああ〜
  • すごいね
  • はいはい
  • はい
  • うんうん
  • へえ〜
  • さすがです
  • 素晴らしい
  • そうですね
  • そのとおり
  • そうなんだ
  • おっしゃるとおり
  • 全く同感

といった具合です。

どの人にどういったあいづちを使うか、正直、自分自身の中でも明確なルールがあるわけではありません。

しかしながら、特に日常生活ではほぼ接点のない10代20代の若者の話を、仕事を通じて聞くことができるのは私自身にとってもとても刺激になります。

教習生の話を、本当に興味深く面白いなあと思いながら聞いているので、自然とたくさんのあいづちを使っているのかもしれません。

⑤メモを取る

日々たくさんの教習生の方々と接していると、時間が経てば経つほど誰とどんな話をしたのか意外と忘れがちです。

せっかく初回の教習で、教習生との距離を縮めることができても、雑談の内容を忘れてしまっては意味がなくなってしまいます。

ですから、

  • 話した内容
  • 学生ならどこの学校か?
  • 社会人ならどんな仕事をしているか?
  • 趣味
  • 特技
  • 運転で気になったこと

などなど、とにかく何度も良いのでメモを取る習慣をつけています。

そして、次回教習するときに、更に教習生との距離を縮めるためにメモを取り、必要に応じて見返すようにしています。

そして、そのメモをもとに話をすると、

先生、前の話を覚えてくれてたんですね!

といったように、好意的な反応をしてくださる教習生がとても多いです。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、「超一流の雑談力」を参考に、普段雑談力を高めるために実践していることを5つ紹介しました。

今回紹介したテクニック以外にも、本書には雑談力を高めるノウハウがたくさん詰まっています。

Kindle Unlimitedの30日間無料体験を利用すると、無料で読めますので、この機会に是非読んでみてください。

\初回30日間無料体験/

また、本記事や今回ご紹介した「超一流の雑談力」は、教習指導員や教習指導員を目指す人だけではなく、

  • いま教習所に通っている学生の方
  • たまたま本記事にたどり着いた他人とのコミュニケーションに悩んでいる人

など、雑談力を高めたいと思っている人にはうってつけの内容になっていますので、参考にしてくださると嬉しいです。

かくいう私自身も、どちらかというと引っ込み思案で口下手な方ですが、教習指導員という仕事上そうも言ってられません。

そのために、産業カウンセラーの養成講座で傾聴について学んだり、こうした書籍で他人とのコミュニケーションを高める努力をしてきました。

そのおかげか、指導員になって10数年、教習生の方からのクレームは一件もありません。

今回本記事にたどり着いたあなたにとって、本記事が少しでも雑談力を高めるためのヒントになれば幸いです。

特に教習指導員を目指す人で、質問等あれば遠慮なくこちらから連絡をくださいね。私で良ければ、答えられる範囲で誠心誠意回答させていただきます。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

超一流の雑談力

コメント

タイトルとURLをコピーしました