こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。
このブログは、自動車教習所の困りごとについて解説しています。
今度合宿免許に行こうと思っているのですが、合宿免許ってどんな人が向いていますか?
上記のように、合宿免許に少なからず不安を抱えている方向けの記事になっています。
運転免許を取得する人の多くは、近隣の自動車教習所に通って免許を取得するといういわゆる通学スタイルです。
合宿免許に行く人のほうが、まだまだ少数派ですから、自分が合宿免許に向いているかどうか不安に思う人もきっと多いでしょう。
今回はそんなあなたに参考になる記事となっています。
以下の記事にも、合宿免許に向いている人と向いていない人については少し解説しています。
しかしながら、今回の記事は、合宿免許に向いている人とはどんな人か?という一点に焦点を当て、現役教習指導員が深掘り解説していきます。
多くの人は合宿免許に向いています!
いきなり結論を申し上げると、ほとんどの人は合宿免許に向いていますので問題ありません。
合宿免許とは、基本的に、
といった特徴があり、一般的には、土地勘のない県外の教習所に、宿泊施設に泊まり込みで通うスタイルの免許取得方法です。
しかし、通学だろうが合宿だろうが、教習所に通って学科教習や技能教習をこなしながら免許を取ることに変わりはありません。
ですから、ほとんどの人は安心して合宿免許を利用してください。
このように、「多くの人は合宿免許でも全く問題ない!」と現役指導員が断言する理由について以下解説していきます。
①補修になる人のほうが少ないから
私は現在、通学スタイルの教習所で指導員をしていますが、ほとんどの人は、追加教習をすることなく、ストレートで教習所を卒業します。
補修をする人は、きちんと統計を取ったわけではありませんが、指導員の肌感覚として、おおむね全体の1~2割といったところです。
ですから多くの人にとって補修になって延泊といった心配は無用です。
どうしても技能に不安を感じるあなたは、
- 補修になりにくいのは?
-
- オートマ限定で免許を取得する
のが、補修になる確率を下げてくれるでしょう。
②遅刻、寝坊する人は一部の決まった人だから
前述したとおり、合宿免許は短期集中を売りにしているので、入校日と卒業日があらかじめ決まっています。
ですから、遅刻や寝坊はご法度です。
しかし、
朝がめちゃくちゃ苦手なんです。
という人も多いでしょう。
もちろんうっかり寝坊してしまうことがないように、
- スマホのアラーム機能やスヌーズ機能をしっかり活用
- 家の人にモーニングコールを頼む
と言った工夫で乗り切ってください。
しかしふだん担当する教習生を見ていると、遅刻や寝坊をする人はほぼほぼ決まっていて、本当に一部の人です。
多くの人は、きちんと教習にやってきますから、遅刻や寝坊にそこまでナーバスになる必要もないでしょう。
③試験の合格率もおおむね80~90パーセントと高いから
特に修了検定や卒業検定といった運転の試験は緊張します。
確かに、検定に不合格になる人もいますが、落ちたくて落ちる人はいません。
それに運転や試験といった実技は水物で、落ちるときはあっさり落ちてしまいます。
こればっかりは教習生にコントロールできない部分ですから、検定の合否に神経質になってもしかたありません。
ふだんの教習を頑張るしかありませんね!!
それに、きちんと教習を終了して検定に臨めば、技能検定の合格率はおおむね80~90パーセントといったところです。
ですから多くの人は試験も一発合格するので、やはり前向きに車の運転を楽しむよう心がけましょう。
ただ、ふだん教習生の方々と接していると、運転よりも学科の試験のほうが心配な人が多いです。
学科は、自分自身が本腰を入れて勉強するしかありませんから、以下の記事も参考に一発合格を目指してください。
特に合宿免許向きの人とは?
ほとんどの人にとっては通学スタイルでも合宿免許でも特に不安に思うことはないのですが、特に合宿免許向きなのはこんな人です。
①健康な人
受験では「健康管理も一科目!」などと言われます。
合宿免許も同じです。
短期集中を売りにする合宿免許は、病気、遅刻、寝坊などを想定していませんから、まずは健康管理が大切になります。
健康に不安がある人は、もしかしたら通学スタイルを選択したほうが良いかもしれません。
逆に、健康な人や健康管理にしっかり気配りができる人は合宿免許向きといえます。
②ポジティブな人
合宿免許は短期集中とはいえ、やはり2〜3週間知らない土地で過ごすことになります。
それに加え、学科の試験や技能教習、極度に緊張する技能検定等があって、思った以上にストレスフルな毎日です。
ですから、
せっかくの合宿免許なんだから、旅行気分を満喫してやりますよ!
というくらいのおおらかな人は合宿に向いている人といえます。
また、車の運転というのは大げさではなく命に関わる作業ですから、「緊張して当然」といった具合にポジティブ思考に変換できる人も合宿免許向きですね。
③学科も頑張ることのできる人
技能教習は、どんなに運転したくても、
- 第一段階:2時間
- 第二段階:3時間
という上限があります。
ですから技能教習以外でできることといえば、せいぜいコースを覚えるか、運転教本に目を通してイメトレをすることくらいです。
もちろんこうした予習復習は大事なんですが、運転のコツは教習中に我々教習指導員がマンツーマンでレクチャーできます。
しかし、学科はマンツーマンでレクチャーすることが基本的にはできません。
もちろん学科教習でひっかけ問題対策の話も少しはできますが、最終的に学科に関しては本人のがんばり次第です。
本人がやる気にならなければ、いくら指導員がコツを話したところで効果測定などの点数は伸びません。
ただ、学科教習が大好きという人はほぼ皆無ですが、それでも、どこかで本腰を入れて学科の勉強はしなければならないのです。
多くの指導員にとって心配のタネは技能教習ではなく学科です。
特に、仮免を取得するための学科試験である仮免学科試験で不合格になると、当初の予定通りに教習が進まなくなるからです。
ですから、学校の勉強は嫌いでも、免許を取るためならやるしかないと学科の勉強を頑張ることのできる人はまさに合宿免許向きといえます。
そして、逆に合宿免許に向かない人の解説もしていますから以下の記事も合わせて読んでくださると嬉しいです。
合宿免許サイト利用のススメ
そこで、合宿免許を利用する際おすすめのサイトを2つ紹介します。
たとえば、我々が旅行に行こうと思ったとき、楽天トラベルやじゃらん、一休.comといったサイトで比較検討するのではないでしょうか?
それと同じように、合宿免許を利用するときも、こうした専門サイトからの申込みがおすすめです。
- 合宿免許サイトを利用すべき理由
-
- 料金体系が複雑であること
- キャンセル料が無料であること
というのも、前述したとおり、通学スタイルの教習所と違い、合宿免許の教習料金は時期によってかなり変動します。
そのため、旅行と同じように料金体系がかなり複雑で、それに加え、
- 食事内容
- 宿泊施設のタイプ
- 延泊になった際の保証
- 交通費のこと
- キャンペーン
といったことも考慮しなければなりません。
ですから、
- 合宿免許に関するノウハウを持っている
- LINEなどで気軽に相談できる
など、体制が整っているの専門サイトを利用するのがベストです。
また、合宿免許は基本的に入所人数に制限があることがほとんどです。
ですから人気のある教習所は、早々に定員に達してしまいますので、早め早めの予約が必要になってきます。
そうした場合も、今から紹介する2サイトは、入校日21日前までのキャンセル料を無料としていますからその点も安心です。
では、指導員おすすめの合宿免許サイトを2つ紹介します。
①合宿免許のマイライセンス
歴史が古く昭和56年創業で、10万人以上の相談実績があるというまさに老舗合宿免許サイト。
何と言っても、代表取締役の齋藤勝氏が、元教習指導員という我々の業界に身を置いていた人というのが安心感がありますね。
サイトのデザインは地味ですが、合宿免許に関するあらゆる情報が網羅されています。
また「宿舎が評判」「食事が評判」「街なか」「大人向き」「お一人向き」といったこだわり検索が豊富で、自分にあった教習所探しをサポートしてくれるでしょう。
クレジットカードでの支払いも可能、LINEでも気軽に質問できる等至れり尽くせりのサイトです。
- 合宿免許のマイライセンス
-
- 運営会社:株式会社 日本教育機器販売関東
- 設立年月日:昭和56年6月4日
- 取り扱い教習所:64所校(令和5年1月現在)
②免許合宿ライブ
取り扱い教習所数がダントツに多い合宿免許サイトです。
他のサイトにはない特徴として、全国の自動車学校申込みデータを活用し、リアルタイムで免許合宿の申込状況や空き状況を把握することができる点が素晴らしいです。
また、ランキング形式でおすすめ教習所を紹介している点も他にはない特徴ですね。
- 免許合宿ライブの教習所入校
-
- 運営会社:株式会社ナンバメイト
- 設立年月日:平成1年8月1日
- 取り扱い教習所:92所校(令和5年1月現在)
それ以外にも合宿免許のおすすめサイトを紹介しています。
以下の記事も参考にしてください。
まとめ
今回は、合宿免許に向いている人はどんな人かについて解説しました。
ほとんどの人、おおよそ9割位の人は合宿免許でも全く問題ありませんから、
- できるだけ短期で免許を取りたい
- とにかく教習料金が安いのがいい
- 旅行気分が味わいたい
といった人は、合宿免許にチャレンジしてみると良いでしょう。
その際は前述したとおり合宿免許予約サイトを利用するようにしましょう。
せっかく新しい資格を取得するために自動車教習所に通うのですから、教習所生活が楽しくて思い出深いものになることを切に願っています。
もし、この記事を読んでも不安なことがあれば、こちらからご遠慮無く質問してくださいね。答えられる範囲で精一杯回答させていただきます。
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
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