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【修検、卒検一発合格対策】一時停止の停止線は完全に止まれ!

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こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。

このブログは、自動車教習の困りごとについて解説しています。

技能教習で、指導員に思いきり補助ブレーキをされました。

先生曰く「一時停止が不完全だ!」と。ちゃんと止まったつもりなんだけど。

本記事では、技能検定でも気をつけなければならない「一時停止」に関する記事になっています。

一時停止って「止まれ」ってことでしょ?

そんなの誰でも知ってるでしょうよ。

おっしゃるとおりで、普段教習をしていても、そもそも「一時停止」の意味がわからないという人に出くわしたことがありません。

それなら、記事にする必要ないじゃん!!

そのとおりなのですが、しかしながら、本記事で「一時停止」をテーマとしたのにはちゃんと理由があるのです。

本記事のポイント
  • 一時停止は、技術的にさほど難しい課題ではないこと
  • にも関わらず、「一時不停止」で検定が中止になってしまう人が後をたたないこと
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一時停止とは?

では、そもそも「一時停止」とは何かについて、今さら感はありますが、再確認しておきましょう。

一時停止は、道路交通法で次のように定められています。

車両等は、交通整理が行なわれていない交差点又はその手前の直近において、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあっては、交差点の直前)で一時停止しなければならない。

道路交通法 第四十三条

簡単に言うと、「止まれ」の標識があるところでは、停止線の手前できちんと止まりなさい、ということですね。

そんなの簡単じゃん。ブレーキ踏んで車を止めるだけだし。

坂道発進やS字、クランクのほうがよっぽど難しいよ。

ひろくん
ひろくん

いやいや、それが案外「一時停止」がちゃんとできない人が多いのですよ!

前述したとおり、一見「一時停止」はそれほど難易度が高くないように感じます。

しかしながら、現実、技能検定において、一時停止のミスである「一時不停止」によって検定中止になってしまう人がいるのも事実なのです。

ですからここからは、検定でやってはいけない「一時不停止」について深掘りしていきましょう。

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検定でやってはいけない「一時不停止」

「一時不停止」とは、当たり前のことですが、一時停止しないこと、つまり一時停止のミスを指します。

厄介なのは、この一時不停止は、以下のように「危険行為」と言って、減点ではなく、試験が一発で中止になってしまう行為なのです。

危険行為とは?
  • これをやったら今までの運転がたとえ百点満点だったとしても、検定が一発で中止になってしまうミスのこと。

そこで、技能検定で絶対にやってはいけないけど、普段の検定業務でありがちな「一時不停止」の例を2つ紹介します。

①不完全停止

最も多い一時停止のミスがこれです。

本人はちゃんと止まったつもりなのですが、助手席で我々が見る限り、

  • 不完全停止
  • 瞬間停止

といった、おおよそ一時停止とは言えない、ただ停止線の直前でブレーキを踏んで減速しただけといったミスが多いです。

一時停止は、文字通り「一時(いっとき)完全に車の動きを止めること」です。

ただ、実際の道路では、止まれの標識で完全停止している車よりも、ただ減速しているだけで完全には止まっていない車をよく見かけます。

それに加え、路上の教習や検定においては、

あんまりのろのろ走ってると後ろの車の迷惑になりそうだわ。

といった意識が働くためか、「不完全停止」になる人が多く、我々教習指導員が補助ブレーキを踏むこともしばしばです。

じゃあ、停止時間に決まりはあるの?

明確な決まりはありませんが、しっかり左右の安全確認をしようと思えば1秒未満では足りないはずです。

左右の安全確認を、2~3秒車の動きを完全に止めてしっかり行えば、すくなくとも我々指導員や検定員が「一時不停止」と感じることはないでしょう。

②線超えの停止

次いで多いのが、ちゃんと止まったのだけど停止線を超えてしまっている場合です。

さきほども解説したように、一時停止は「停止線の直前」で止まらなければなりません。

ですから、いくら止まる意思があったとしても、車体先端が停止線の前端をちょっとでも超えてしまうと検定は中止になってしまうのです。

普段の教習から、停止線で止まるときは、ギリギリにつけるのではなく、50センチ~1メートルくらい手前で余裕を持って止める習慣をつけておきたいものです。

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まとめ

今回は、検定で絶対にやってはいけない「一時不停止」について、現役技能検定員である作者が解説しました。

運転の試験では、とかく、坂道発進やS字、クランクといった難しい課題に目を奪われがちです。

また、路上においては、後ろの車に気を使いすぎるあまり犯してしまいやすいミスになります。

それに、きっと過緊張も、「一時不停止」をしてしまう要因となるのでしょう。

ですから、なんとなく止まれの標識に対峙すると、今回解説したような不完全停止や線超えの停止といったミスをしてしまいがちです。

しっかり心の中で「完璧にきちんと車を止めるんだ」と自分に言い聞かせながら、意識をして止まれの標識ではブレーキを踏むように心がけましょう。

「一時不停止」で検定が中止になるのはすごくもったいないです。

受検者のちょっとした心構えや注意で防ぐことができるミスですから、本記事を参考にして、検定一発合格を目指してくださいね。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

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