こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。
このブログは、自動車教習の困りごとについて解説しています。
明日いよいよ修検です。
みきわめでもミスしまくって全然自信がないです。
本記事では、上記のように修了検定(以下「修検」)を間近に控え、合格する自信がない人を現役指導員が徹底的に励ましています。
特に、修検前最後のみきわめ教習でミスをしまくった人は、検定に合格できるか不安にかられることでしょう。
しかし、後ろを向いていても仕方がありません。この記事を読んで、とにかく前向きに修検に臨んでくださいね。
修検前は不安で当たり前
修検前は、神頼みをしたくなるくらいに誰しも不安に押しつぶされそうになるものです。
でもそれは、ごくごく当たり前の現象です!
以下、深堀りしていきます。
①人生初の運転の試験だから
普通免許の修検というのは、多くの人にとって人生初の運転の試験です。
ベテランドライバーでさえ、我々のような職業の人間が助手席に座り、運転を観察すると緊張するものです。
その証拠に、普通免許ではなくすでに運転経験のある
- 大型免許
- 大型二種免許
- 中型免許
- けん引免許
といったような教習生も、検定だけではなく、教習においてもほぼ例外なく緊張されています。
そっか〜、運転の試験なんだから緊張するものなんですね?
そのとおりです!
車の運転というのは、大げさでなく人の生死に関わるものですから、緊張して当然と割り切りましょう。
その緊張から、検定に合格できるか不安になることもあると思いますが、それも試験のうちと気持ちを切り替えることが大切です。
②たかだか10数時間の練習での試験だから
例えば普通免許の場合、第一段階の技能教習は、
- MT車:15時間
- AT車:12時間
しかありません。
これくらいの教習時間で、自信を持って検定に臨めるほうが不思議なくらいです。
③タラレバが頭をよぎるから
修検前は、
- もし坂道発進で失敗したら…
- 安全確認を忘れてしまったら…
- S字で脱輪したら…
- もし検定落ちれば立ち直れそうにない
といった具合に、タラレバがいろいろと頭をよぎるものです。
それは、ある意味自分が信用できない謙虚さの裏返しであって、運転が上手な人ほどこのような思考になるのは当然です。
逆に、
ま、大丈夫でしょ?運転に自信があるし落ちるわけないっしょ。
と自信過剰な人のほうが、指導員的には大いに心配です。
自信がない人へ
じゃあ、どうすれば自信が持てるようになりますか?
これは、かなり難しい質問です。
正直言うと、前述したとおり自分に自信が持てないくらいのほうが慎重に謙虚にハンドルを握ることができるからです。
しかし、以下のように自分に言い聞かせて、ぜひ奮起してください。
①みきわめに合格したんだから大丈夫
そもそも修検に臨む前には、必ずみきわめを突破しています。
みきわめ教習は、基本的に検定に合格できるだけの実力があるか我々指導員がチェックする時間です。
みきわめを突破しているということは、すなわち「あなたには検定に合格するだけの実力がある」というお墨付きをもらっているようなものです。
ぜひ、緊張や不安を力に変えて頑張ってみてください。
②検定に落ちたって死ぬわけじゃない
例えば、大学入試や就職の採用試験であれば、基本的に1年に1回しか受けられません。
しかし、修検は、もし不合格でも、義務補修を1時間以上こなせばすぐに再検定を受け直すことができるのです。
もちろん、再検定料や補修代など余分なお金はかかりますし、落ちたら多少なりともプライドも傷つくでしょう。
でも、死ぬわけじゃないし、1年間検定浪人しなければならないわけじゃないし、と自分を励ましてみましょう。
そうすれば少しは気が楽になるはずです。
③走り出したら意外と開き直れる
検定を受けた教習生に、感想を聞くと、
検定前はめちゃくちゃ緊張しましたが、いざ走り出したら開き直ってできました!
という人がとても多いです。
実際は、検定の始まりから終わりまでずっと緊張しっぱなしでした、という人もいるかもしれません。
しかし、誰しも自動車教習所に通い始める以前に、
- ピアノの発表会
- 中学入試、高校入試
- 部活動の大事な大会
といった、緊張する出来事を一度や二度は経験しているのではないでしょうか?
修検もそれらと同じで、最初は緊張すると思いますが、いざ始まってしまえばもう前向きにやるしかないのです。
きっと試験が始まってしまえば、緊張も吹っ飛び、目の色を変えて合格を勝ち取りに行っている自分に気づくことでしょう。
まとめ
今回は、修検合格に自信がないあなたに向けて、教習指導員として全力で励ましてみました。
でもやっぱり緊張もするし、自信もないなあ〜
そんな教習生に対して、僕はいつもこう問いかけるようにしています。
じゃあ、10時間くらい補修をしたら緊張もせず、運転に自身がつくと思いますか?
い、いや、何時間補修してもきっと自信なんて持てないんでしょうね?
そのとおりです。
お金がうなるほどあって、仮に100時間補修をしたとしてもやっぱり修検は緊張するのです。
ですから、担当の指導員に「みきわめ良好」というお墨付きをもらった以上、もう頑張るしかありません。
あなたらならきっと大丈夫です。
修検は、時間にするとたかだか15〜20分くらいですから、全神経を集中させて、強気で一発合格をもぎ取ってくださいね。
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
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