こんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。
このブログは、自動車教習所の困りごとについて解説しています。
今度合宿免許に行こうと思います。気をつけることってありますか?
今回は、合宿免許で免許を取ろうとしているあなたに、気をつけるべきポイントについて教習指導員が解説します。
合宿免許は、短期集中で免許取得できるとはいえ、それでも2〜3週間は慣れない土地で泊まり込みで教習所に通いますから、それなりに注意も必要です。
我々教習指導員も、仕事がら、指導員になったあとでも多くの資格取得のため講習や研修に参加しなければなりません。
特に、指導員御用達の茨城県にある安全運転中央研修所での泊まり込みの研修は、長いものでは3週間程度もあり、私自身も何度も長期間の研修に参加してきました。
その時の体験なども踏まえ、合宿免許のときに気をつけるべきポイントについて解説していきます。
合宿免許に関しては、こんな記事も書いていますのであわせて参考にしてくださると嬉しいです。
一にも二にも体調管理に気を配ろう
合宿免許は、「短期集中」を売りにしています。そのため、あらかじめ免許取得までのスケジュールが定められています。
逆を言うと、あらかじめ定められた免許取得までの計画は、技能検定で不合格になったり、学科試験でつまづいたり、体調不良に陥ることを想定していません。
(当たり前といえば当たり前なのですが)
ただ、技能検定や学科試験に関しては、落ちたくて落ちる人はいませんから、正直努力だけではコントロールできない部分ではあります。
特に運転の試験は水物ですから、いくら上手な人でも落ちるときはあっけなく落ちてしまいます。
しかしながら、体調管理については、自分の工夫や努力で体調不良に陥らないようにある程度コントロール可能です。
いくら合宿免許が短期集中とは言っても、3週間近い教習所生活は意外と長いです。
万が一体調を崩したときのためにマスクや常備薬などは必ず持っていくようにしましょう。
それらにプラスして、体調を崩さないよう予防する上で以下の2つのものをおすすめします。私も長期間の研修の際は必ず持参するものです。
- のどぬーるスプレー
- 目薬
特に、冬の寒い季節に合宿免許に出かける方や、合宿免許の宿泊先がホテルなどであればかなり空気は乾燥します。
ですから、風邪予防のための「のどぬーるスプレー」があると便利ですし、合宿中、とても快適に過ごせます。
また、免許取得中は、技能教習で運転するときはもちろん、学科の授業や効果測定などでも、PCの画面を見る機会は増えるなど意外と目を酷使します。
空き時間や宿泊所の生活でも、地元にいるときと比べるとスマホやテレビ画面を見ることも多くなりますから、ふだん点眼する習慣のない人も、1つバッグに忍ばせておくと良いでしょう。
それ以外の基本的な準備物などは以下のサイトでチェックしてみてください。
- 【広告】創業40年、10万人の相談実績を誇る老舗合宿免許サイト
また、合宿免許のときにあると便利なグッズについては、以下の記事にまとめていますので、是非参考にしてくださいね。
また、夏休み等、暑い時期に免許を取る人は熱中症対策も忘れずに。睡眠不足や食事を抜くなど不摂生は体調不良のもとですよ。
何よりも、体調が万全でなければいい運転はできませんから、まずは体調管理に気を配りましょう。
合宿免許は時間の管理が大切
前述したとおり、短期集中を売りにする合宿免許において寝坊や遅刻は厳禁です。
閑散期(教習所があまり忙しくない4〜7月、10〜1月)であれば、万が一寝坊で教習をすっぽかしたとしても、代わりの指導員に空きがあって別時間に代替教習ができる場合もあります。
しかし、高校生や大学生がたくさん押し寄せる繁忙期だとそうもいきません。
結果、当初予定していたスケジュールよりも、免許取得までに余分に時間がかかり延泊する羽目にならないよう時間の管理が大切です。
ですからいつものスマホにプラスして目覚まし時計があると万全です。
ただし、宿泊施設が相部屋など目覚まし時計はちょっと…という場合もあると思います。そういった場合はスマホのスヌーズ機能を利用するなど工夫して時間管理しましょう。
ストレスを溜めないように気をつけよう
合宿免許は、旅行気分も味わえて、しかも安価で短期間で免許を取得することができるという、とてつもないメリットがあります。
おそらく、新しい土地で、たくさんの同じ目標を持った仲間と出逢い、多くの人にとって合宿免許は思い出深いものになるでしょう。
でも同時にこんな不安もないでしょうか?
もし友だちができなかったらどうしよう??
心配無用ですよ。同じ目標に向かって進む人たちですからすぐに仲良くなれますから!
私達も、教習指導員の研修などで初顔合わせの他の都道府県の指導員の方々と数週間寝食を共にすることがあります。
正直初めの数日は、なかなか打ち解けられないときもあります。
しかし、やはりそこは同じ教習指導員ですから、すぐに話も合い始め、研修終了時には10年来の友達のようになって名残惜しく別れます。
ですから、合宿免許に一人で参加される人もきっと大丈夫です。しっかり楽しんできてください。
いやいや、別に友達作りに行くわけじゃないし!
それはそれで全く問題ないですよ。部屋でゆっくり読書でもすればよいし、おひとり様での観光を存分に楽しみましょう。
もちろん、合宿免許の本分はあくまで免許を取得することで、友達作りではありません。
人付き合いが苦手な人は、教習終了後は、部屋でまったりと過ごせばよいですし、教習のない日などはしっかりおひとり様での観光を楽しめばよいのです。
私も、研修の際は、必ず愛読書数冊をかばんに忍ばせています。
1日の終りに、飲み会などに誘われることもありますが、体調が万全でないときや気分が乗らないときは誘いを断って、部屋でお酒を飲みながら読書したりすることも多々あるからです。
また、気が向いたらふらっと一人で近所のショッピングモールに買い物に行ったりすることもあります。
友だちができたらできたで、できなければできないで、せっかくの合宿免許ですから楽しまなきゃ損です。
とにかく他人に合わすことなく、自分のペースで淡々と教習を進めればよいのです。
何度も言いますが、短期集中といえども2〜3週間は結構長いです。
しかもこれが自宅からの通学であれば、家族や友達に愚痴を聞いてもらうこともできますが、慣れない土地での数週間は意外とストレスフルです。
周りの人に合わせるのでなく、あくまで自然体で自分らしく振る舞い、ストレスを溜めないよう合宿免許を楽しみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
合宿免許は、気をつけるべきポイントを押さえれば、「安価で短期間で旅行気分も味わえる」とても楽しい教習です。
高校生の方は、友達と誘い合って合宿免許に行くと、卒業旅行も兼ねることができてとても良い思い出になるでしょう。
もちろん、おひとり様でも全く問題ありません。最近は宿泊施設や食事に力を入れている教習所も多いですから、都会の喧騒を離れてマイペースで教習というのもありですね。
また、合宿免許を実施している教習所にはそれなりのノウハウがありますから、わからないことや不安なことはしっかりと指導員に尋ねてください。
今回の記事を参考に、是非合宿免許を一生の思い出となるような楽しいものにしてくださいね。
また、以下の記事で、合宿免許の教習所選びの参考になる厳選5サイトを徹底比較していますので参考にどうぞ。
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
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