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どんな教習所がいい?教習所選びのコツを教習指導員が解説

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みなさんこんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。

このブログは、自動車教習所の困りごとについて解説しています。

近々車の免許を取ろうと思います。

どんな教習所がいいか教えて下さい。

今回は、間違いない教習所の選び方について現役教習指導員が説明します。

自動車教習所に通っている人の日記ブログやサイトを拝見していると、こんな記事をよく見かけます。

  • 「教習所は嫌だ!」
  • 「技能のとき腹痛や吐き気が…。」
  • 「教習所が嫌で仕方ないです。」
  • 「教習所が怖い。」
ひろくん
ひろくん

教習指導員の端くれとして、反省しています。

そこで、現役教習指導員が絶対間違いのない教習所選びについて解説していきます。


今回の記事は、主に通学で教習所に通う人向けの記事になっています。

しかしながら、以下の記事では合宿免許についても書いています。この記事自分が合宿向きか通学向きか検討してみてくださいね。

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さあ、車の免許を取ろう!

まずは、これから教習所に通おうと思っている人に向けて、間違いない教習所の選び方について解説します。

①間違いない教習所選びの鉄則

一般的に、自動車教習所のシステムは2つあります。

  • 担当制(入所から卒業までひとりの指導員が教習をする)
  • フリー制(その時空いている指導員が教習をする)

絶対間違いのないのは、まず担当制の教習所を選ぶことです。

しかも、兄弟や友達の紹介制度を利用します。いわゆる口コミというやつです。

ここでのポイントは、インターネットなどの間接的な口コミではなく、親しい人から直接聞いた口コミだということです。

友達や兄弟が通っていた教習所で、しかもその友達や兄弟を担当した指導員を入所時に指名すれば、これが一番間違いのない教習所選びといえます。

というのも正直、インターネットの口コミは、教習指導員が見れば一発で分かってしまう、おおよそ真実とは言い難いいわゆるガセが含まれているからです。

もし、口コミを聞けるような知り合いがいない場合は、基本的に担当制の教習所を選ぶほうがリスクは少ないです。

フリー制のように嫌な指導員、苦手な指導員に当たったらどうしようといった余計な心配をする必要がないからです。

②担当制とフリー制

私の勤める教習所は、担当制の教習所です。でも勘違いしていただきたくないのは、だから担当制を推しているというわけでは決してありません。

私の場合、基本的には技量に不安のある教習生(補修になるかならないかの瀬戸際の人)は他の指導員には教習をさせません。

というのも、そうした教習生の人ほど、いろんな指導員にいろんなことを言われると訳が分からなくなってしまうのと、急に違う指導員になると緊張してうまくいかないことが多いからです。

逆を言うと、運転の上手な教習生は、どの指導員が横に乗っても一緒。上手なものは上手なのです。

ですから、運転の自信のある人はフリー制でも全く問題はありません

それに、フリー制でたくさんの指導員が乗るとあらゆる角度から自分の運転を見てもらえることもメリットとして挙げられます。

A指導員が気づかなかった運転の弱点をB指導員が気づいて指摘できたり、指導員にももちろん経験値がありますから、新米指導員が指導しきれなかった点をベテラン指導員がフォローしたりもできます。

しかし、この記事を読んでいる人は、少なからず教習所に不安を感じている人でしょうから、よほどのこだわりがなければ担当制の教習所を選ぶようにしましょう。

  • 担当制の教習所を選択する
  • 以前その教習所に通っていた人の口コミを直接聞く
  • 口コミを聞いた人の担当だった指導員を指名する

③こんな教習所はやめておこう

  • 指導員が窓枠に肘をついている
  • 安さだけを売りにしている

最近の教習所は、接遇面に力を入れている教習所が多いです。

昔のような鬼教官みたいなイメージの旧態依然とした教習をしている教習所では生き残っていけないというのは、教習所業界に身をおいている人間なら感じているのではないでしょうか。

というのも少子高齢化で、生徒さんの数はどんどん減少傾向にあるからです。

その中で、指導員が窓枠にひじをついているような教習所は避けたほうが無難でしょう。少なくとも私の勤める教習所は肘つき禁止ですし、そういう指導員がいたら上司がきちんと注意します。

ぜひ、近所の教習所の場内教習や路上教習中の指導員の態度を観察してみてください。

また、教習料金の安さをとにかく全面に出す教習所も注意が必要です。私の勤める教習所の近郊の教習所にも、うちより料金が安くてしかも指導員が優しいと評判の教習所があります。

もちろんそういう教習所が近所にあれば最高なのですが、我々教習指導員が見ても、どうやってこの値段で利益が出るのだろうといった料金設定の教習所をたまに見かけます。

しかし、おそらくコストカットできるところといえば人件費でしょう。つまり教習指導員の給料です。

私が研修などで全国の教習指導員と話す中で、やはり給料の安さがモチベーションの低下につながっているというのはよく聞く話です。

だからといって、それで教習生を無下に扱うというわけではありませんが、安さを売りにしているところは、指導員が忙しくてなかなか思うように教習の予約が取れないといった状況も考えられます。

そりゃ教習料金は安い方が良いに決まっているのですが、それだけで教習所を決めるのはやめておいたほうが良いです。

料金はもちろんですが、通いやすさ、評判、スムーズに教習の予約が取れるか等総合的に教習所を選ぶようにしてください。

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現在教習所に通っている人の悩みも解決

自動車教習所のクレームの九割九分は、指導員の接遇に関するものです。

おそらくこの記事を読んでいる人の多くは、指導員の態度や指導方法に悩んでいるものと思います。

①指導員の態度に悩んでいる人

ひろくん
ひろくん

絶対に我慢しないでください!

30万円もの高い料金を払っているのです。

すぐに受付に担当指導員の変更を申し出てください。

担当制ならあなたに合う指導員に担当変更しますし、フリー制の教習所の場合、その指導員に当たらないように配慮してくれます。

私の教習所の場合、担当変更の申し出があれば、即座に困りごと相談担当の指導員が、直接教習生の人から話を聞きます。

そのうえで、その人に合うであろう指導員に変更した上で、元の指導員にもヒアリングし、再発防止のための研修や再教育をします。

間違っても、そのことであなたがその後不利に扱われることは決してありませんからどうか安心してください。

以下の記事で、教習所での担当指導員変更については詳しく解説しています。

②運転がうまくいかない人

何も心配する必要はありません。教習は、規定の時間を超えると「補修」といって何か下手くその烙印みたいな言い方をしていますが決してそうではありません。

大器晩成という言葉もあります。たまたま規定の時間で収まらなかっただけのことです。補修料金がかかりますが、これからの半世紀という長い運転人生を考えたら数時間の補修など大した問題ではありません。

しかし、もしあなたが指導員の指導方法に疑問を感じているなら、やはり担当変更という手もあります。

以前、私の勤める教習所でも一、二を争う評判の良い優しい指導員(私が知る限りその指導員は今まで担当変更されたことがない)が、担当していた教習生から担当変更の申し出をされたことがありました。

その教習生曰く、「仮免の試験に落ちてしまって悔しかったので、路上教習は厳しい指導員を希望したい。そして卒業検定は1回で合格したい。」とのことでした。

そこで、うちでも厳しくて評判(?)の元警察官の指導員に担当変更して、卒業検定も無事1回で合格してとても喜ばれたということがありました。

③長欠で気まずくなっている人

ひろくん
ひろくん

指導員はなんとも思っていませんよ。

早く教習所に連絡して教習を再開しましょう。

私たちが最も心配なのは、教習生の仮免許の有効期限や教習期限が切れてしまうことです。

おそらく担当制の教習所であれば担当の指導員から一度や二度スマホに着信があったのではないでしょうか。

そりゃもちろん、指導員としては早く教習所を卒業してほしいですが、みなさんも学校、仕事、バイト、遊び、飲み会等々きっととても忙しくされていると思います。

もし「指導員が怒っているのでは?」と思っている人がいたらそんな事は全くありませんから、いち早く教習を再開させましょう。

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まとめ

  • 指導員の接遇に問題ありの場合は、担当変更しましょう
  • 運転がうまくいかない場合、それが当たり前と開き直ろう
  • 長欠している人は余計な気をもまず、教習を再開しよう

全日本指定自動車教習所協会連合会によると、令和2年12月末現在、全国の教習所数は1,250所校で、ピーク時の平成3年(1,477所)と比べ、227所校減少しています。

教習所業界は少子化の影響をもろに受ける斜陽産業ですからどこの教習所も生き残りに必死です。

その中で、教習生を人とも思わないような接遇に終止する旧態依然とした教習所はきっと淘汰されていきます。

もし、みなさんが教習所で不快な思いをされていたら、絶対に我慢しないでください。

そしてこれから教習所に通おうと思っているみなさんは今回の記事を参考にしてみてくださいね。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。


合宿免許も気になるあなたは、こちらの記事もぜひご覧くださいませ。

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