運転免許

【教習指導員の本音も】バイクの免許を取る前に知っておきたいこと

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みなさんこんにちは、教習指導員のひろくん(@hirokun_index)です。

このブログは、自動車教習所の困りごとについて解説しています。

夏休みを利用してバイクの免許を取ろうと思うのですが。

なにか注意することとかありますか?

今回の記事は、夏休み等を利用してバイクの免許を取ろうと思っている人に、ぜひ知っておいてほしいことについて説明しています。


二輪免許にも種類があります。どれを取得すべきか以下の記事で解説しています。

二輪免許において最重要課題の一つ、スラロームについて解説しています。

もう一つの重要課題、一本橋の攻略法についてはこちらをどうぞ。

急制動についても書いています。

通学に最適なAT限定小型二輪免許についての記事はこちらです。

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夏休みの二輪教習は熱中症対策が必須

まず、大げさではなく、夏休みの二輪教習は下手をすると命に関わります。

私は、この記事を書いている2022年6月30日現在、二輪教習を担当していますが、本日の最高気温がすでに33度です。

地域にもよると思いますが、おそらく東北や北海道を除くほぼ全国で、夏休みを利用して、バイクの免許を取る人にとっては熱中症対策を真剣に考えなければなりませんし、軽視してはいけません。

私の勤める教習所でも、毎年数名の教習生が、二輪教習中に気分が悪くなり待合室でぐったりという姿を目にします。

というのも、二輪の技能教習においては、真夏だろうが何だろうが、屋内でのシミュレーター教習以外は、長袖、長ズボン、グローブに、ヘルメット着用、胸や、肘、肩、膝などはプロテクター着用、それにブーツ着用で行うからです。

  • 経口補水液を常備
  • 待合室に塩飴やウォーターサーバーを完備
  • 教習途中に給水タイムを設ける
  • 指導員による教習生の観察を徹底

幸いなことに、上記のように様々な対策を施していますので、今までは大事には至っていませんが、体調不良を訴える教習生の人にはおおむね共通点があるので以下に書いておきます。

食事はしっかり摂ること

教習前に食事を抜かないこと

熱中症までとはいかないまでも、教習中に気分が悪くなる人は学生さんなどの若者に圧倒的に多いです。

意外と、われわれ年配者のほうが体力的には若者にはかなわないものの、規則正しい生活をしているからか気分が悪くなる人は少ないです。

そう、若者が故の不規則な生活がたたって、教習中に気分が悪くなるのです。

その最たる例が、食事です。教習中に体調不良に陥った人のほとんどが、あとから聞いてみるとこう答えます。

今日は朝ごはん食べずに教習所に来ました。

ひろくん
ひろくん

絶対ダメです。教習の日は必ず食事を摂りましょう!

前日はしっかり睡眠を取ること

教習前日はしっかり寝ること

これもやはり若者に多いです。

昨日は友達のところに泊まりに行ってて2〜3時間しか寝てません。

食事の未摂取とともに、前日の睡眠不足がもとで、教習中に不調をきたす人も少なくありません。

また、社会人の方でも、夜勤明けにそのまま教習なんてことがないように注意してください。

絶対に我慢しないこと

ちょっとでも異変を感じたら我慢しないこと

教習中は、慣れないことをしますから、極度の緊張を強いられます。そのため、冬場でも失敗と緊張の連続で大汗をかいて教習している人も多いです。

いわんや、夏場であればなおさらです。暑さと緊張で体調が悪くなることも当然あるでしょうから、もし教習中ちょっとでも体調に異変を感じたらすぐに指導員に申し出ましょう。

ひろくん
ひろくん

我慢は絶対厳禁ですよ!!

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教習中の撮影や録音は原則禁止!

特に、学科教習中の録音や、二輪教習中の動画撮影が多いのですが、基本的には禁止です。

私の勤める教習所でも、先日二輪の教習をしているとき、奥様の教習の様子を旦那様がスマホで動画撮影していたということがありました。

担当の指導員との記念撮影程度であれば、その指導員の許可さえあれば問題ないでしょうが、他の教習生や指導員のプライバシーや個人情報保護の観点から無許可の撮影はNGです。

特に二輪の場合は、教習の様子を撮影しておいて、家で復習も兼ねて見返したいという人も多いのですが、どの教習所でも原則禁止と思っておいて間違いないでしょう。

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「動画サイトで勉強しましたから」はちょっとだけ寂しい

これは、教習指導員の本音的なところです。

しっかり、動画サイトを使って勉強すること自体は、とても有意義ですし、絶対にすべきとは思います。それは全く否定しません。

先生、わかりやすい動画サイトを見てきました。

今日はコツを掴んだんでバッチリいけそうっす!!

もちろん、こう言ってくださる人は、教習に対して前向きに真摯に取り組むとても熱心な教習生です。

でも、でもですね、学校の先生に、「今日のテストは、塾の先生にしっかり教えてもらって勉強したから大丈夫」って言うでしょうか?

例えそうだったとしても、決して口に出さないのではないでしょうか?

もちろん、これは我々教習指導員の指導力不足が原因ですから、なんの言い訳もできないので、教習生の人には申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが。

ひろくん
ひろくん

僕の存在って動画に負けちゃうのか?

こう言われるとちょっとだけへこみます。

すべての指導員がそうだというわけではありませんが、私のように寂しくなる指導員もいるということです。(汗)

まとめ

夏休みを利用して運転免許を取ろうという大学生の人、専門学校生の人、高校生の人は多いのではないでしょうか?

今回は、バイクの教習について書きましたが、もちろん冷房が効いているからといって、四輪車の教習や学科教習でも決して油断しないでください。

新型コロナウィルスの影響で、四輪車の教習では、マスク着用必須で、しかも冷房をかけていても窓を透かしている教習所が多いです。

そのため四輪車の教習でも二輪の教習と同じように、緊張とかなりの暑さで体力を奪われてしまいますから。

お互いに体調を整えて教習を楽しみましょうね。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。


バイクの検定の一発アウトの危険行為についてまとめています。予備知識にどうぞ。

教習所に入所する前に必要な準備物についてまとめています。

バイクの教習の際、我々指導員はみなさんの運転のこんなところを重視しています。

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